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【孟子】至誠

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至誠、天に通ず

孟子

真心をもって接すれば、それは天まで通じ、必ずや人を動かす

正直であるという事

【誠】という漢字は、「言うを成す」と書きます。

「言ったことは必ずやり遂げる」という意味です。

「武士に二言はない」という言葉通り、自らの一言に命までかけた武士にとって、この【誠】はその真髄とも言える徳です。

私たちは「嘘がない」ということを「正直である」と勘違いしがちですが、それはイコールではありません。

「やろうと思っていたけど、力及ばずにできなかった…」

やろうという意志がそこにあったから、結果は結果として仕方のないことです。

しかし、やると言ったことができなかったのは事実です。

騙そうとしているわけじゃないから「嘘」ではないと考えたいですが、「できない約束をした」という見方もあります。

つまり「嘘」かどうかが問題ではなく、言ったことが成せたかどうか…

それが正直であるかどうかということでしょう。

私たちは日常的に、誰かと約束をします。

「約束を守る」ということは、子供の頃から教えられてきた、人と人が信頼関係を結ぶ上での基本中の基本です。

しかし、近頃では「仕事の約束」「遊びの約束」と、「約束」を分けて考えたり、更には「軽い約束」など、その程度を測ってみたりする人が増えています。

そして暗黙の了解の元、「仕事の約束」は最優先し、「遊びの約束」や「軽い約束」は、変更したりキャンセルしたりしても仕方がないことだと考えている人が多いように感じています。

もちろん、生活の糧である仕事は最優先すべきものであり、相手がある以上、自分だけでコントロールできない部分もあるため、時に約束を反故にすることもあるでしょう。

誰しもまず、自分の足元を固めなければならないのはお互い様です。

「できない約束はしない!」ということばかりにこだわっていたら、誰とも約束できなくなってしまうかもしれません。

ただ、自分がその仕事の予定を優先したその時にも、自分の仕事を後回しにして時間を作っていた人がいるかもしれない…ということだけは、意識していたいと思っています。

どんな状況でも、必ず約束を守る人はいます。

それは単に時間にゆとりがあるとかいうことではなく、自分の力量や行動などを、正確に把握し、公私ともに自分でコントロールできているからこそ、できるのでしょう。

あたふたと自分の予定を優先しているうちは、まだまだ天になど届かず、人を動かすことなどできないのだと自戒しています。

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