「武士の命」と言えば「刀」
命とまでいうだけあって、「刀」に由来する言葉が今もたくさん残っています。
「抜打ち」
=柄に手がかかった瞬間に斬りつけるということから…
「何の前触れもなく、いきなり何かをすること。」
「太刀打ちできない」
=太刀を打ち込むことすらできないということから…
「全く適わない、勝負にならない」
「単刀直入」
=抜け駆けして単騎で敵陣に攻め込むことから…
「前置きしないでいきなり本題に入る」
「反りが合わない」
=刀と鞘(さや)は常にワンセットのため、別の刀を鞘に納めようとしても反り具合が合わず納められないことから…
「相性が合わない」
「元の鞘に納まる」
=元の鞘ならすんなり納まるので…
「元々いた本来あるべき所に戻る」
「焼きが回る」
=刀を打つ時に火がいきわたりすぎると逆に切れ味が悪くなることから…
「衰える、鈍くなる」
「焼きを入れる」
=刀は火入れをして刃をつけなければ切ることができないことから…
「たるんでいるものに気合を入れる」
※近頃では折檻の意味にも…
「身から出たさび」
=刀のさびは刀身を腐らせることから…
「自分の犯した過失は必ず自分に返ってくる」
他にもまだまだありますが、皆さんが普段から使う言葉はどのくらいあるでしょうか?
これから死語になっていく言葉もあるのでしょうね。
ちょっと寂しい気がします。